繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ*アダルトチルドレン*HSP*

50歳。初めてのボランティア

50歳という年齢になって「やったことがないこと」を経験するのは嬉しいものです。




先日生まれて初めてボランティアに参加して来ました。




地元の図書館で「利用されなくなった本をお譲りします!」のイベントのお手伝い。




初日はイベント前日の会場準備。




段ボール箱に入った大量の本を取り出して分類別にテーブルに並べていく。




文庫、新書、まんが、絵本、雑誌、実用書、etc.・・・




単純な作業だけど、これが案外難しい。




厚みや大きさ、重さも違う本をキレイに並べるのって結構大変。




同じシリーズや似た内容のものがあれば近くにまとめて置きたいのだけど、




20人ぐらいがそれぞれ同時に段ボールを開封し同時に並べていくので、




そう簡単にはいかない。




しかもこの本はどの分類?と一度迷うと手が止まる。




迷い続けたら進まないのでとりあえず違ってても並べて置いてみる。




その作業を幾度と繰り返し、なんとか初日は終了。




イベント当日。




想像以上の人が本を求めに来ていました。




時間と人数を区切ってからの開場。




本に群がる人たちが次から次へと本を選んでいく。




空いたスペースに新たな本を補充していくのが今日の私の作業。




あっという間に本が人の手に渡っていくのがなんだか楽しい。




本も新たな場所で役目を果たし、人も本との出会いで何かを得る。




本も人もなんだか幸せそうに見えてきました。




江戸川乱歩の本を探す小学生の女の子、植物図鑑を探す高齢女性、




ドライフラワーの雑誌を手に取るおしゃれな女性や、




旅行雑誌を見つめる幼い子を連れたママ。




その人たちが手に取る本でその人の人生の一部が見えてくるような気がします。




私が手にしていた雑誌を見て「あっ、それください!」と嬉しそうに言われると、




私もつい嬉しくなる。




「ありがとうございます!」とお礼を言われるとさらに嬉しい。




数えきれない本がたくさんの人の手に渡り無事イベント終了。




図書館の担当者さんからとても丁寧なお礼を言って頂きました。




もちろんボランティアなのでお金は発生しないのだけど、




なのになんだろう?この満足感・・・




しかも、基本人混みが苦手な私ですが不思議と疲れなかった。




疲れる覚悟で参加したのだけど、想像と違っていてそれもなんだか嬉しい。




今回初めてのボランティアで私が得たもの。




●満足感は「感謝される」という目に見えないものでも十分得られること。




●自分が苦手と思ってることは案外あてにならない。




きっとこの経験が今後の人生のどこかで役に立つはず。




そう思えた二日間でした。




最後まで読んでいただきありがとうございました。