「毒親」という言葉をよく聞くようになりました。
子どもに「毒」となるような子育てをし、子どもを傷つける親
ざっくりですが、私はこんな意味でとらえています。
同時に強烈なインパクトのある言葉で、とても怖いイメージが湧いてきます。
そのせいか、正直私はこの「毒親」という言葉はあまり好きではありません。
でも、よく考えてみると・・・
私の親も毒親に当てはまると思います。
アルコール依存症で働かない父、それを周りに隠し続ける母、
その悪影響を直球で受けた私。
それが生きづらさとなり、この年齢になっても大きな影響を受けています。
世間一般からすると間違いなく「毒親」となんだと思います。
なのに、私は今も親のことを「毒親」とは思っていない。
なぜなんだろう?
もし、子どもの頃一番つらい時にこの言葉が存在していたら、
「毒親」と思ってたのかもしれません。
昔の辛かった記憶を思い出してみるのですが、
親を憎んだ記憶はしっかりとあります。
でも、それと同じくらい愛された記憶もしっかりとある。
もしかしたら、その温かさの記憶があるせいなのかもしれません。
理由はよくわかりませんが、
きっと私はこれからも自分の親を「毒親」とは言わないと思います。
でも反対に、
この言葉で救われた人がたくさんいるんじゃないかとも思うんです。
この言葉は、傷ついてる人に対して、
「あなたは何も悪くないんだよ」
という強いメッセージが込められてると思います。
この言葉で前向きになれて、自分の人生を自分で選んで歩める人がいるのなら、
「毒親」という言葉はきっと悪くないなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。