今、大学生の息子は深い悲しみの中にいます。
大切な友達が自ら命を絶ちました。
泣き崩れる息子に掛ける言葉が見つからず、
夫と私はただただ息子の背中をさすってあげることしか出来ませんでした。
前回の投稿で「人との境界線」の話をしました。
家族でも、大事な息子だとしても、
感情の境界線がそれぞれある。
こういう時も、やはり私は境界線を引こうと思います。
それは見放すことではなく、見守るということ。
息子の張り裂けそうな心にそっと寄り添うということ。
少し落ち着いてから息子に伝えました。
「今は自分の感情をそのまま出していいからね」
息子は静かにうなずきました。
きれいごとかもしれませんが、心からそう思いました。
辛い時、悲しい時、
人はありのままの感情を吐き出せる場所が必要です。
心にフタをせず、安心して吐き出せる場所。
そんな場所があればきっと心が癒されるはず。
息子の心はすぐに癒されることはないかもしれませんが、
そっと寄り添い、安心出来る場所を作っておくことが、
安心出来る場所で育つことが出来なかったアダルトチルドレンの私が出来ること。
朝、いつもより遅く起きて来た息子。
息子「おはよう」
私「おはよう」
朝はたったそれだけの会話で自分の部屋に戻った息子ですが、
「おはよう」と言える元気があってホッとする。
それが、涙で腫れた目だったとしても。
最後まで読んでいただきありがとうございました。