繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ*アダルトチルドレン*HSP*

弱い自分が強い自分に気づいた話~必死に生きた青年期②共依存の暴走の始まり~

前回の投稿に続いて大人になってからの自分を振り返り、過去と向き合ってみようと思います。



過去と向き合うことは、不思議と自分を強くしてくれる感覚があります。

 

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今回は20代前半の私に会いに行きます。



父と母は離婚し、私と母は新しい場所で暮らし始めていました。



母も私も正社員で働いていたので、生活は安定していました。



借りていた奨学金も全て返済し、結婚資金も着実に貯まっていく日々。



そんなある日、仕事で銀行に行く途中なんとなくいつもと違う道を通りました。



その時、偶然にも私の目の前を走っていたのは父でした。



お昼のお弁当を抱え職場に入って行く父。



その顔は生き生きとして、笑顔でした。



アルコール依存症でボロボロだった父があんなに楽しそうにしている。



「良かった・・・」心からホッとしてしばらくその場に立っていました。



離婚の際、母は父に新しい連絡先を伝えず、父も母に聞きませんでした。



それはお互いに自立するためと思っていたからだと思います。



私も父のことは気になりつつも、今は少し距離を置こうと思いしばらく連絡はしませんでした。



そして父に連絡をしないまま、私は結婚しました。



同時に仕事を辞め、夫の転勤先へ引っ越しました。遠く離れた場所。



少し落ち着いてから、私は父に1枚の結婚ハガキを送りました。



「お父さん、元気ですか?

 
私は結婚して、今遠い場所で暮らしています。


身体に気を付けて頑張ってね。」



私は父と健全な親子関係を築こうと、嫁ぎ先の住所と電話番号を教えました。



もう父は大丈夫だろうと思ったから。



そんな中、結婚生活が始まると同時になんとも言えない不安感に襲われるようになりました。



結婚して幸せになったはずなのに、幸せと感じると不安に襲われる。



幸せになるのが怖いと感じ、楽しんでる自分が許せない。



だんだん、幸せになってはいけないと感じるようになりました。



夜中、突然恐怖に襲われて涙が止まらない。



なぜだろう?自分でも理由が分からず、不安なままでした。



夫もそんな私の状態に寄り添いつつも、どうしたらいいか分からない様子でした。



そして、その日から離れて暮らす母へ度々電話するようになります。



もちろん母には自分の不安定な状態は言えず、元気なフリをしました。



私は心のどこかで、結婚して母から離れた自分は悪い娘だと思っていました。



「自分勝手なことをしてごめんなさい」



許しをもらうために電話をしてたように思います。



もちろん母はそんなことを言ったこともないし、思ってもいなかったと思います。



でも、電話をすると不思議と不安感から逃れられ安心しました。



母と電話することで良い親子関係が保たれてるという歪んだ考えになっていきました。



そんなある日、悪い知らせが届きます。



母からの電話でした。



「今日お父さんが家に来てね、お金を貸してくれと言われた。」



その瞬間私の頭の中は混乱し、胸がぎゅーっと苦しくなりました。



どういうこと?なんで父は母の住んでる家を知ってるの?なんで!!!



私の心の叫びが聞こえました。



母の話を聞くと、



母が父へ私の結婚報告をした際、つい母の住所と電話番号を教えてしまったとのことでした。



母も私と同じようにもう父は大丈夫と感じたんだと思います。



離婚してから父はお酒を控え仕事も頑張ってたようでしたが、しばらくしてまた仕事を辞めていました。



それと同時にお酒に手を出すようになり、またふりだしに戻っていたのです。



とっさに、母を守らなきゃと感じ、同時に父も守らなきゃと感じました。



ここから私の共依存が暴走していきます。



今日はこの辺で終わりにします。



続きはまたゆっくり書きたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。