繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ

30年前の職場のお花見。なんだかんだ楽しかった

今週のお題「お花見」



お花見シーズンになると、社会人になって間もない頃のお花見を思い出します。



はるか30年前のお話です。



その職場はよく飲み会をしていました。



いわゆる「飲みにケーション」を大事にしてる職場。



今はコロナ禍や時代の流れで職場の飲み会はずいぶん減ったかもしれませんが、



当時は頻繁にあったところが多いのではないでしょうか。



もちろんお花見は毎年欠かさずありました。



その頃になると回覧でお花見の日程確認が回ってきます。



もちろん出欠の有無ではなくて、出席前提での日程確認。



出張やそれぞれの仕事の都合を考慮しながらお花見の日程を決めます。



20人弱の職場でしたが、毎年全員出席でした。



当日は残業しないように仕事を進めていかなくてはなりません。



男性はお酒の買い出し、私たち女性はおつまみや軽食の買い出しがあるので、とても忙しい一日でした。



そしてお花見の場所取りは、一番年下の男性の仕事。



ブルーシートを車に乗せ、営業の合間に一番良い場所を探します。



そして、良い場所を取れたら上司に褒められ、評価されるという謎の仕事。



当時はとても早い時間からブルーシートやゴザがたくさん敷いてあったものです。



そしてお花見が始まると、私たち女性は男性にお酒をついで回ります。



これも今思えば謎の仕事。



仕事の話はタブー。



ただただ、飲んで食べて、喋りまくる。



隣でスパスパ、タバコを吸うおじさんたちの「おやじギャグ」に付き合わなければいけなかったのだから、20代の私にはまあまあしんどいことだったかもしれません。



でも当時はそれが当たり前。



そして暗くなる頃にはずいぶん寒くなり、ゴミ袋を身にまとう上司が何人か出てきます。



もうそうなると、ずいぶん飲んで酔っ払ってる証拠。



スーツにゴミ袋で普通に飲んで食べてる光景は笑っちゃうけど、周りでお花見してる人たちもそういうテンションになっているせいか、



「お花見とは少々バカ騒ぎしても許されるもの」と当時の私は思っていました。



そして次の日、スーツにゴミ袋をまとい記憶を失うまで飲んでいた上司が、昨夜のことはすっかり忘れて真面目に仕事をしている。



なんだかそれも不思議で面白かった記憶があります。



先日実家で母とアルバム整理をしてたら、その時のお花見の写真が出てきました。



色褪せた風景でしたが、皆笑っててとっても楽しそうでした。



当時上司との飲み会は苦手でしたが、今振り返るとあの頃にしか味わえなかった貴重な時間だったんだなと懐かしく思います。



30年前の職場のお花見。今では考えられない光景もあったけど、なんだかんだ楽しいものだったなと思います。