繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ

2023年やりたいことは「恩返し」

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと



今年2023年はやりたいことがあります。



それは、夫と私のそれぞれの両親に恩返しをすること。



私たち夫婦も50歳になり、お互いの親も70代後半になりました。



私の母は一人暮らし。車で30分の実家へ時々様子を見に行きます。幸い健康で現在も仕事を続けていますが、やはり老いを感じる瞬間があり心配になることがあります。



夫の両親は隣の県に住んでいて、車で2時間半かかります。二人暮らしですが、お互い持病があり助け合いながらの生活。まさに二人三脚です。どちらかが倒れると共倒れになるような気がして、日に日に心配が増していました。



そんな中、その心配なことが起きてしまいました。



先日のお正月。年始のあいさつで夫の実家に電話をしたのですが、今までと少し様子が違う。



義父の声が元気がない・・・



ここ最近、義母の体調が悪いと言うのです。持病の痛みが増し薬も効かないとのこと。痛みのせいで何もする気が起きず、どんどん気力がなくなっていると。外に出かけることも嫌がり、ただ座って外を眺めて一日が終わる。その様子を語る義父は涙声でした。



洋裁が得意で料理上手。色んなことに興味を持ち、お友達も多い義母の姿とはかけ離れた現実に言葉を失いました。すぐ、義母に電話を代わってもらいました。



「お母さん、大丈夫ですか?」



聞こえて来た義母の声は小さく今にも消えそうでした。



「元気が出なくて・・・、本当に本当に健康が一番大事よ・・・」



絞り出すような声に、ただただ励ますことしか出来ず、そんな自分の言葉もなんだか薄っぺらく、こんな言葉しか掛けられない自分がものすごく嫌でした。



私たちに出来ることは何だろう・・・



電話を切った後、夫とこれからのことを話し合いました。離れて暮らす高齢の両親のサポートをどうしていくか。出来る限りのサポートをしたい。後々、後悔することのないように自分たちが出来ることを考えよう。私たちの気持ちは一緒でした。



皆さんは、自分の親が老いていくことにどう向き合っていますか?



いつまでも自分の親は元気だと思いたい気持ちってありませんか?



老いていくことは自然なことで、誰もが経験することなのに、何故か自分の親が老いていくことには抵抗があります。



コロナ禍に入り数年、夫の実家に帰省出来ていませんでした。何度か帰省する機会があったのですが、感染者の増加や両親の体調不良が重なり全ての機会がなくなっていました。会えなくても電話で様子は分かってるつもりでいました。きっとまたすぐ会える。そう思っていたことを悔やんでしまいます。



近日中に一度、夫が実家に帰ります。また感染者が増えてきていますが、もうそんなことは言ってられないと感じています。



夫の両親はきっと私たちに迷惑を掛けたくないと、今まで二人で支え合って頑張ってきたのだと思います。でも、もう二人だけで頑張らないで欲しい。



2023年は、今まで私たち家族にたくさんの愛情を注いでくれた夫の両親と、私の母、そして天国で見守ってくれている私の父にも感謝を込めて恩返したいと思います。私たちなりの「恩返し」の形をこれから考えていきます。



今年こそは、大切な人と会いたい時に直接会って感謝の気持ちを伝えることが出来ますように・・・





最後まで読んでいただきありがとうございました。