繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ

「真面目」と言われるのが苦手な真面目な私

こんにちは、ちーさんです。



皆さんは「真面目」と聞いてどんな印象を持ちますか?



褒め言葉でもあるし、反対にけなすような言葉でもあるような気がします。後ろに続く言葉で意味が変わってくるのかなと思います。



「ちーさんは真面目だから信頼できるよ!」と言われたら嬉しいけど、
「ちーさんは真面目だから面白く無いんだよね」と言われたら落ち込む。



両方、実際に言われたことのある言葉です。同じ言葉でも自分にとってマイナスになる方が心に強く残ります。



「真面目」と言われるのは苦手です。



いつの頃からか、気が付けば真面目な自分になっていました。生まれ持ったものかもしれないし、育った環境からかもしれません。



中学生の頃、「不良」と呼ばれる人たちが羨ましいと思いました。何かしら反発心のようなものを「不良」という形で表現していて、その姿に「自由」を感じました。



その頃の我が家は、働かないアルコール依存症の父がいて、母は仕事で夜遅くまで帰って来ない。心細く家に帰るのがものすごく嫌でした。



不良になれたら自分も自由になれるのかな。
どうやったら不良になれるんだろう?と真面目に考えたりして。



家に帰らず夜遅くまで遊んでみようかな・・・
でも遊ぶお金なんてそもそもないしな・・・
定期テストも近いし勉強しないといけないしな・・・



やっぱり根っから真面目な私は、残念ながら?不良になることは無理でした。



不良になれないのなら、とことん真面目に生きてやる!



私の中にある何かしらの反発心は「真面目」という形で表現するしかありませんでした。真面目に生きるしかない「不自由」な自分は大嫌いで、だからこそ「真面目」と言われるのが苦手でした。



大人になり、気付きます。



真面目に生きるのはしんどいです。自分に完璧を求め、他人にも完璧を求めます。不真面目に生きたことがないので不真面目な人を見ると、許せないという思いと同時に羨ましい気持ちにもなりました。



不良になりたかったあの頃からずいぶん長い年月が経ちました。私ももうすぐ50歳。年齢を重ね、経験を重ねて、少しずつ真面目な自分も不真面目な人も許せるようになりました。



今でも「真面目」と言われるのは少し苦手です。でも、プラスの意味もあると思うようにしています。だから今も変わらず真面目ですが、少しだけ昔の自分とは形が違うと気付いています。



昔は完璧な正三角形だったけど、今はカドが取れて優しくにぎったおにぎりのような形。手作りおにぎりは時々味付けや形が失敗してしまうけど、愛情たっぷりであったかいです。


趣味のハンドメイド「おにぎり小皿」



最後まで読んでいただきありがとうございました。