こんにちは、ちーさんです。
ある日、久しぶりに幼なじみからの連絡。
県外に住んでるまーちゃんが実家の片付けで帰省するとのこと。久しぶりに会うことになりました。
私は転勤で十数年地元を離れていましたが、現在は生まれ育った地元に戻って暮らしています。なので、今回のように実家に帰って来る幼なじみとたまに再会することがあります。
まーちゃんは、高齢になった両親が体調を崩し入退院を繰り返すようになったため、出来るうちに少しずつ実家の荷物を処分するために帰ってきました。
忙しい中での再会。ゆっくりお店でランチなんて余裕がない。そこで、再会は幼い頃から遊んでた地元の公園にしました。
そして、あともう一人。地元に住んでるすーちゃんとも待ち合わせ。何年ぶりだろうか、久しぶりに幼なじみ3人集結。3人とも幼稚園からの付き合いで、この公園でたくさん遊びました。
すーちゃんも、母親の介護の合間を縫って会いに来てくれました。
小さなベンチに座り、各自用意した飲み物を手にしながらお互いの近況報告。子供が大きくなり手が離れた分、高齢になった親の話が増えてきました。自然とお互いを労う言葉が出てきます。
50歳を目の前にした3人が、幼い頃遊んだこの公園で、この小さなベンチで、親の病気や介護の話をしている。幼い頃は想像もしていなかった未来が、現実にここにある。確実に時は過ぎていて、なんとも言えない切ない気持ちになりました。
思えば、この小さなベンチ。
アルコール依存症だった父がよくお酒を飲みながら座っていた場所。その姿は思春期の私にとって苦痛でしかなく、そんな父を見るのが嫌で公園を避けていた時期もありました。
当時は駄菓子屋さんもあって、子供も大人もいっぱいいて、とても賑やかな公園でした。私の中では楽しさと寂しさが入り混じった場所でもあります。
そんな場所に、アラフィフ3人が集まり「今」を語り合ってる。とても不思議な感覚。
お洒落なお店でゆっくりランチをするのも素敵な時間だけど、この小さな公園で小さなベンチに座って3人笑い合えるほうが、私にとって何よりも貴重で幸せな時間。
みんなそれぞれ悩みを抱え、それぞれの思いがある。お互いを尊重し励まし合える年齢になったんだと、嬉しい気持ちにもなります。
大人になってから知り合いになった人に、自分の本心を見せるのは勇気がいる。
何年も会ってなくて、何年も話してなくても、幼なじみとは不思議と通じ合えるものがあり本心を見せることが出来る。次に会えるのはいつになるか分からなくても、きっとまた会えるという安心感がずっと私の支えになっていました。
そんな支えのいくつかが、今日も私に楽しいことを見つけよう!と前を向かせてくれます。
さあ、明日も楽しいことを見つけよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。