繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ*アダルトチルドレン*HSP*

言える時に言っておきたい。たった5文字の「ありがとう」

こんにちは、ちーさんです。


先日テレビを見て驚いたこと。


アンガールズの田中さんが泣いていた。
あの田中さんが泣くなんて・・・


最愛のお母さんが亡くなられたとのこと。驚いて言葉にならなかった。いつも明るくお茶目なお母さんの顔が浮かぶ。


後悔や感謝や色んな思いが田中さんの涙から伝わって来る。


「ありがとう」と伝えられなかった・・・


失ってから気づくことがあります。


普段親に面と向かって「ありがとう」なんてなんだか照れくさい。


でも失ってから気づく、言っておけばよかったと後悔する言葉が「ありがとう」なんだと思います。



私のあの日を振り返ります・・・



アルコール依存症だった父が亡くなった時、私は結婚し転勤で遠い土地に暮らしていました。父の元へ向かう新幹線の中で色んな感情が湧きおこり涙が止まりませんでした。


そしてやっと父に会えた時、最初に出た言葉が「ありがとう」でした。父を憎んだ時期が長くありました。それでもやっぱり出た言葉は「ありがとう」


生きてるうちに言っておきたかったと当時の私も思いました。でも、なかなか簡単に言えない言葉でもあります。


たった5文字の言葉なのにもどかしい・・・


普段いるのが当たり前になっていて、いなくなるなんて想像もしない。でも人は必ず終わりを迎えます。


親に限らず、自分にとって大切な人には言える時に言っておきたい。
後悔する前に。




そして、直接言えなかった父に今日も空を見上げてつぶやきます。



「ありがとう」