繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ

大人になってからの友達、どこまで心許せますか?

こんにちは、ちーさんです。
突然ですが、私は友達は少ない方です。大人になってから出来た友達、とはっきり言える人はほとんどいないかもしれません。そもそも、友達ってどこからどこまでのことを言うんだろう?道で出会った時、手を振る知り合いならそれなりにいるけど、友達?って聞かれると自信持ってハイとは言えない。今回はそんな、大人になってからの友達のお話です。50歳からの目線で友達とは何かを考えます。

 

 

ママ友さんとの付き合い方

子供が出来ると自然に出来るママ友さん。幼稚園や保育園に入るとさっそくお付き合いが始まります。そこから小学校、中学校の義務教育の間に数えきれない程のママ友さんに出会ってきました。兄弟が増えればそれだけママ友さんも増えていきます。


学校だけでなく町内会の子供会や、習い事、部活やクラブチームなどに所属すればするほどお付き合いは増えていく。子供がらみだからこそ、もめるような付き合いは避けたい。そんな感情から必要以上に仲良くしなければいけないと思っていたかもしれません。


ママさんたちが集まると、グループが自然に出来てきます。グループに所属するのが苦手な私は少し距離をとり、外から眺めます。とても仲良くわいわい楽しんでる様子をみると羨ましい気持ちにもなったりもしますが、だからと言って、慎重な私は積極的に中に入って行く気持ちにはなれません。同じように外から眺めるママさんとなんとなく自然に仲良くなっていく感じでした。

 

友達?知人?

仲良くなったママ友さんもそれなりにいましたが、心を許せるかと聞かれると、ちょっと考えてしまいます。明らかに子供の頃からの友達とは違うものを感じます。やはり、一線を引いたお付き合いのような気がします。大人になったからこその距離感なのかもしれません。


お互い気を使いつつ、だからと言って使い過ぎない関係を保てる人が心地良い友達でいられるのかなと思います。こういう友達が大人になってからたくさん出来る人は幸せだと思います。そういう意味でもやはり私は、大人になってから出来た友達はほとんどいないなと感じます。「友達」ではなく「知人」と呼んでしまいますね。




下の名前で呼び合う必要性

子供が小学校の頃、PTA役員で一年間お付き合いしたママ友さんたちがいました。運悪く、くじで三役の一人になってしまい、何かと3人で集まり話をする機会が増えていきました。とても気さくなママさんたちでしたが、突然ひとりのママさんが言いました。


「ねえ、みんな下の名前で呼び合おうよ!」


「えっ・・・」心の中でめちゃくちゃ動揺したのを覚えています。よく知らない人と急に下の名前で呼び合うのは心の準備が出来ていない。出来ればそれは避けたいと思いましたが、もうひとりのママさんが賛同してしまいました。下の名前で呼び合う必要性は何だろう?必要以上に物事を深く考えすぎるHSPの私。自分でも顔が引きつっていくのが分かりました。だからと言ってイヤとも言えない。


「ねえ、なんて呼ばれたい?」盛り上がるふたりに聞かれた私は「お任せでいいよ」と全力で笑って答えました。それ以来一年間お互い下の名前で呼び合いました。と言っても、私は極力名前を呼ばずに会話をしていました。ふたりから「○○ちゃん」と呼ばれても、なんだか違和感しかなく自分じゃない感覚でした。


どうして、昨日今日出会った人とわざわざ下の名前で呼び合う必要があるんだろう?なんだか仲良しごっこをしてるみたいで居心地の悪さを感じました。とは言っても、一年間は役員をやらないといけない訳で。ストレスを抱えながらもどうにかこうにか無事役員を務めることが出来ました。無事終わったことにもホッとしましたが、何よりも下の名前で呼び合う関係に終わりが訪れた喜びの方が大きかったです。


あれから何年か経ちゆっくり考えてみると、下の名前で呼び合うことで、親しみが湧き、役員というあまりやりたくない仕事を出来るだけ楽しくやろうみたいな思いがあったのかもしれません。そう言われてみると、私もこのブログ名に「ちーさん」と自らつけている。読者の皆さんに親しみを持って読んで欲しいという思いがあったからこそでした。


そう思うと、下の名前で呼び合って楽しんでるママさんたちは、何か共有した思いのようなものを持っていて、それをみんなで楽しみたいという仲間意識があるのかもしれません。もちろんそれだけではないと思いますが、下の名前で呼び合うことは昔感じていたほど悪いものではないなと思うようになりました。今更ですが・・・

 

心許せる友達はひとりいるだけでも幸せ

私は人付き合いが得意ではないので、やっぱり大人になって知り合った人にはあまり心を許せません。というか、友達を多く必要としていないのかもしれません。心から安心出来る幼なじみや学生時代の友達が数人いるだけで、充分幸せだと感じます。


本当に自分が辛い時に話を聞いてくれる友達がいて、自分もその友達の辛い話を聞いてあげられる、お互いの幸せを心から喜べる友達がいるというのは数が少なくても大きな支えになります。年を重ねると本当の友達が分かってきます。


友達は数よりも内容が大事。

 

最後に

今振り返ると、ママ友さんとの人間関係色々あったなあと思います。もめてるママさんたちも見てきたし、悩みを相談されたこともあったし。自分も苦手なママさんが何人かいたし、本当母親の付き合いは複雑なものがありますね。でも、子供たちが成人した今はほとんど付き合いもなく、ある意味平和です。


もし、今ママ友さんとの付き合いに悩んでる方がいたら「大丈夫、この関係はずっとは続かない」と言ってあげたいです。子育てしながらママ友さんとの付き合いもしていく、こんな大変なことをしているママさんたちはすごいと思います。もっと自分を褒めてあげてくださいね。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。