繊細ちーさんの優しい笑顔の向こう側

繊細さをプラスに変えて50歳から楽しむことを見つけていくブログ*アダルトチルドレン*HSP*

何故かツイてない私の仕事運 【新卒1年目編】


こんにちは、ちーさんです。
今回は仕事のお話です。私は今まで色んな仕事をしてきましたが、仕事運には恵まれません。自分でも呆れてしまいますが。


今思えば30年前、初めて社会人としてスタートしたあの日から私の仕事運の悪さは始まっていたのかもしれません。

 

 

やっと決まった就職先

就職氷河期と言われる時代がありました。私はその少し前でしたが、なかなか就職が決まりませんでした。不採用が続く中、周りの友人はどんどん内定をもらっていきます。


ある日落ち込みながら、学校の就職課に行きました。そこで何度も担当をしてくれた先生が私に声をかけてきたのです。


「ちょうど今、良い条件の求人が入ったんだよ!受けてみてごらん」


自動車部品メーカーの事務でした。一人辞めるのでその代わりの求人。全く興味のない会社でしたが、先生の勧めもあり受けてみることにしました。


結果、無事採用。もう就活をしなくてもいいと解放された気分でした。

 

喜びから一転不安へ

採用が決まってから、書類の提出の為事務所を訪れました。その時所長から思ってもみない言葉を聞かされることになります。


「3か月後に辞めるAさんに色々教えてもらうようになるんだけど、Aさんちょっと一癖あるんだよね。でも僕たちが全力でちーさんを守りますから!」


「えっ?・・・」言葉が出ませんでした。就職が決まった喜びよりも、4月から始まるAさんとの仕事に不安しかありませんでした。


直感的に「まずい・・・」そう思いました。Aさんてどんな人?事務所を出る時、何人か女性がいましたが一人の女性と目が合いました。


この人だ!直感でそう思いました。私を見る目がなんとなく暗い。


その日から入社までずっと不安でした。でもどうする事も出来ないまま初出勤を迎えます。

 

予感的中!最悪な3か月


私の直感は残念ながら的中してしまいます。まず、採用時私を守ってくれると言った所長は私が入社する直前に転勤になってもうそこには居ませんでした。


そして、気になるAさん。なんと一癖どころか、二癖、三癖のお局でした。


初日から仕事を教えてくれないという最悪の行動をとるようになりました。周りの上司も同僚も普段からAさんと関わらないようにしてたようで、注意さえしませんでした。


なんで注意してくれないんだろう?職場の冷たさに情けなくて涙が出てくる日もありましたが、


「ちーさん、3か月の辛抱だから頑張って」


こっそり私に言って来る周りの人。その3か月が辛いんだよ。。。


3か月後Aさんは辞める直前に、私が仕事を覚えられていないと言い出し上司に辞める事を取り消したいとお願いしました。さすがにそれは受け入れられず、Aさんは辞めていきました。

 

思い描いていた社会人像が崩れ落ちる

Aさんはいなくなったけど、見て見ぬふりをしていた上司や同僚への不信感は消えませんでした。会社ってこういうものなの?社会人になったばかりの私は疑問を持ちます。そんな毎日の仕事に楽しさはありませんでした。当時、付き合っていた夫と同時期の就職だったので夫によく質問していました。


私「仕事楽しい?」

 

夫「うん、楽しいよ」


夫は同期の仲間と研修の毎日で、本当に楽しそうにしていました。仕事が楽しいってなんだろう?私には分かりませんでした。

 

仕事で自分が壊れていく

元々、全く興味のなかった会社。研修も無かったので実践で学んでいくしかありませんでした。不器用な私は要領が悪く覚えるのにとても時間がかかりました。電話も苦手。当時、部品の注文は電話で受けていたので、数字とアルファベットがたくさん並んだ部品番号を聞き取るのは大変でした。ミスも多かったと思います。


当時は上司や同僚へのお茶出しを女性がするのが当たり前の時代。朝一番と営業から帰って来る一人一人に好みの温度でのお茶出し。朝からジャンジャン電話がなり、お客さんもたくさん出入りする。その度に自分の仕事を中断してまたお茶出し。


どんどん残業が増えていきました。休日出勤も増えていきました。周りの同僚は要領が良く、定時に帰り有給で旅行に行ってはお土産をみんなに配って楽しそうでした。


なんで私は日々仕事に追われるんだろう。何がみんなと違うんだろう。


1年目からみるみるうちに痩せていき、友人から心配されるようになります。痩せた事で免疫力も落ち、体調も崩すようになりました。夜、眠れなくなり動悸で救急に行くこともありました。それでも仕事を休む考えは起こりませんでした。

人生の転機。退職を決断

入社3年。体調はギリギリでしたが何とか続けていました。そしてその頃、付き合っていた今の夫が遠い地に転勤になることが決まりました。それをきっかけに退職し結婚して地元を離れることになります。それを機に体調も回復していきました。


今思えば、夫の転勤がなければあのまま仕事を続けていたでしょう。私の人生の重要な転機だったことは間違いありません。命を救ってもらったぐらい大きな転機だったと思います。


それ以降も私の人生、仕事運には恵まれませんが夫との出会いは幸運だったのかもしれません。

 

最後に

今、思い出してもしんどくなる社会人時代でした。なんとなくフタをしていた過去ですが開けてみると見えてくるものもあります。自分が壊れるほどの仕事は絶対にしちゃダメ。自分を大事にしたいです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。