こんにちは、ちーさんです。
私は小さい頃から繊細で敏感です。もう50年も繊細さんとして生きています。
繊細さん歴もだいぶん長くなってきました。
今回は子供の頃に戻って自分を振り返ってみたいと思います。原点に帰る事で何かが見えてくかもしれません。
先生へ抱き続けた不信感
年長さんのある日、図工の時間がありました。
板にくぎを並べて打ち、そのくぎに毛糸を巻き付けながら絵を表現する。
私はチューリップの絵を描き、その線に沿ってくぎを打っていきました。
大好きな図工。楽しくてしょうがない。どんどんくぎを打って作業を進めていきます。良いものが出来た!すごく自信がありました。
担任のA先生に見せに行き、OKをもらえたら毛糸を巻き付ける作業にうつれます。先生は私の作品を見て、もっとこうしたらいいんじゃない?とアドバイスをくれました。
が、私はそのアドバイスの意味が分からず黙って席に戻り考えました。
何がいけないのだろう?先生の言うとおりにしたいけどどうしたらいいんだろう?
分からないまま作業を続け、再度先生に見せに行きました。すると先生の顔が明らかに曇ったのです。
先生は半分怒った表情で強く私に言いました。
「もう、いいっ!」
涙が出そうなのを必死でこらえました。心が張り裂けそうになったのを今も覚えています。
先生の期待に沿えなかった自分、先生を怒らせてしまった自分をものすごく責めました。
いったい何が正解だったんだろう?この感情を親にも誰にも伝えられず、悲しみをこらえました。それと同時にA先生に対して不信感をずっと抱いたままになってしまいました。
大人になり、同じクラスだった幼なじみとA先生の話になりました。幼なじみはA先生がとても怖かったと笑いながら言っていました。
「私もめちゃくちゃ怖かった!」
嫌な記憶でしたが、心許せる幼なじみの前では笑い話に変わっていました。当時の気持ちをやっと吐き出せた感覚になりとてもスッキリしました。たまたまA先生との相性が悪かっただけ。自分は悪くなかったんだよ。改めてそう思いました。
子供の頃好きだったものを大切に
家にいる時は、広告の裏を使ってお絵描きばかりしていました。ぬりえも大好き。
いつもペンやクレヨンが机の上に散乱していました。工作も大好きで何を作ろうか考えるのが好きでした。
一人の世界に入り込んで、描いたり塗ったりする時間はとても幸せでした。
繊細な感性のおかげで、アートに触れることは楽しい時間。
大人になり、絵を描いたり塗ったりすることはなくなっていましたが、最近また絵を描いたり何かを作ってみたくなりました。
子供の頃夢中でやっていた事が本来自分がやりたい事なのかなと思います。絵を描いたり創作したりすると心が穏やかになります。
大人になっても好きな事をしたい
子供の頃を振り返り大好きだった事を再確認するのは、とても大事なことだと思いました。
原点回帰、人生に迷ったら必要かもしれませんね。
最後に
今回は繊細だった子供の頃のお話をしました。繊細でたくさん傷ついた事はありましたが、繊細な感性のおかげでたくさん感動したり喜んだりする機会も多かったと思います。改めて繊細な自分を認めてあげることが出来ました。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。